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2017年11月30日『光の犬』松家仁之著(新潮社)刊行記念トークイベント 『光の犬』の絵について ――武満徹、グレン・グールド、コーネリア・フォス
2017年11月30日19時より(開場18時半)
『光の犬』松家仁之著(新潮社)刊行記念トークイベント
『光の犬』松家仁之著(新潮社)刊行記念トークイベント
『光の犬』の絵について ――武満徹、グレン・グールド、コーネリア・フォス
『光の犬』の装画は、コーネリア・フォスというアメリカの女性画家の絵です。
松家さんはこの画家の絵を、「芸術新潮」の編集長時代、〈武満徹特集〉で初めて
ごらんになって、とても印象に残っていたそうです。
武満さんの遺品のなかに一枚の絵はがきがあり、それがコーネリア・フォスの風景画でした。
コーネリア・フォスの夫は高名な作曲家ルーカス・フォス。
武満徹とルーカス・フォスは親しい友人同士でした。
さらにコーネリア・フォスは、グレン・グールドともゆかりの深い人だったのです。
『光の犬』という本のカバーにあしらわれた1枚の絵。そのエピソードを
入口に、新作長篇めぐってさまざまなお話をうかがいます。
入口に、新作長篇めぐってさまざまなお話をうかがいます。
◇『光の犬』あらすじ
北の町に根づいた一族三代と、そのかたわらで人びとを照らす北海道犬の姿。信州・追分に生まれ、助産婦となって道東の町・枝留にやってきた祖母。戦
前に隆盛をきわめた薄荷工場の創業者である祖父。川釣りと北海道犬が趣味の生真面目な父。子どもたちを頼みに生きる専業主婦の母。幼なじみの牧師の
息子と恋をする歩。レコードと本に没頭する気難しい始。いずれも独身のまま隣に暮らす、父の三姉妹。
祖母の幼少時である明治期から、50代になった始が東京から帰郷し、父母と三人のおばたちの老いにひとり向きあう現在まで。100 年にわたる一族の、
たしかにそこにあった生のきらめきと生の翳りを、ひとりひとりの記憶をたどるように行きつ戻りつして描きだす、待望の新作長篇小説。 (『光の犬』カバーより)
◇松家仁之 マツイエ・マサシ
1958年、東京生まれ。編集者を経て、2012年、長篇小説『火山のふもとで』を発表(第64回読売文学賞受賞)。『沈むフランシス』(2013)、『優雅なのかどうか、わからない』(2014)につづき、『光の犬』は四作目。編著・共著に『新しい須賀敦子』『須賀敦子の手紙』、新潮クレスト・ブックス・アンソロジー『美しい子ども』ほか。
【お申込方法】
・参加費:2000円(税込)
*事前のお支払い。返金はできませんのでご了承ください。
・お申込方法:店頭・下記問い合わせメール・電話・ファックス
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