はじめに
「お前本当に空気読めないな。」
「まじめに話を聞いてないんじゃないか?」
「何度も言っただろ!」
「なんで今それを聞くんだ?」
「返事は分かったから、ちゃんと仕事してくれ!」
「お前が何を考えてるのかサッパリがわからない!」
「やる気がないならいつでも辞めていいぞ。」
5年程前、こんな言葉を浴びるのが僕の日課でした。日課なんて言い方をすると、それを言われることに僕が慣れっこみたいなんですけど、決してそんなことはありませんでした。
毎日本当につらくて、苦しくて。職場に行くとおなかが痛くなって。胃がムカムカして。転職を3回もしましたが、全然うまくいかず、毎日半泣きでした。
一時期は僕のスマホの検索履歴の上位3件が「富士の樹海、自殺の名所、自殺の方法」だったことがあります。
完全に病んでますよね。(笑)でも冗談じゃなくて、本当のことなんです。
東京の心療内科を訪ねて問診と検査を受けた結果、僕はADHDのグレーゾーンだということでした。
僕はとてつもなく生きづらさを感じ、20代半ばにして人生の幕を閉じようとしていました。生きてることが辛いと思って、まだまだお世話になっていた実家の湯船につかりながら一人で泣いた日もありました。今思い返しても、大変だったなあと思います。
あなたもそうなんですか?
今辛い思いをしているんでしょうか?
もう人生を終わりにしたいって思ってますか?
わかります。わかりますよ。辛いですよね。
でも大丈夫。この本はあなたの行く先を照らしてくれます。
僕も約3年前、親友に救われました。優しい言葉もかけてもらったし、アドバイスもしてもらいました。一緒に頑張ろう!って励ましてもくれました。Five Elements Yoga®という素晴らしいヨガにも出会って、人生が変わりました。
人間関係も良くなって、貯金もできるし、毎日好きなことができて幸せです。
自信も結構ついてきましたよ。
仕事なんて辛いだけだと思ってたのに、今では休みの日にわざわざ自分で企画したイベントを開催しちゃったり。(笑)
もう前の自分からすると、考えられない状況ですよ。あの時、本当に生きることをやめなくてよかったと思ってます。
自分を深く知り、環境を整えれば、僕たちは前に進めます。
だから今度は僕があなたを助けたい。そこから一歩抜け出せば、本当に輝く未来が待ってるんですよ。
さて、発達障害(ADHD)を強みとしていくためには、まずノウハウよりも心の話が大切なので、前半は主に自分と向き合うことや考え方について書いています。そこから先は具体的に生活をよくするためにどういったことをすればいいかその方法を、そして最後の第6章では日常生活ですぐ使える知恵を紹介しています。きっとあなたの生活にも役に立つ情報が見つかると思います。
しかし、あなたの生活をよりよくするのはあなた自身の行動でしかありません。僕は今この本を手にとっているあなたに本気で幸せを感じて生きていって欲しいので、この本を読みながら日々の行動に落とし込めることはどんどん実践してほしいと思っています。この本はあなたの行く先を照らすランプのようなものです。足元と少し先の道を照らし、あなたに勇気と知恵を与えてくれることでしょう。
岩渕 玄太
目 次
著者プロフィール
岩渕 玄太 (いわぶち げんた)
1990年生まれ。
ADHDグレーゾーンのヨガ講師。
Five Elements Yoga®認定指導者。
2011年、全国大学生専門学生ストリートダンスコンテストで優勝。2013年から3年間転職を繰り返し様々な会社で営業社員として勤務するも、自身のミスや忘れ物等数多くの失敗体験からADHDの特性を持っていると気付く。生きづらさから一時は自殺を考えるも親友の存在に助けられ、2016年からヨガインストラクターとなり才能を開花させ、同時にADHDに関するブログを書き始める。自身の多動性を活かしながら公園でのパークヨガや京都のお寺での寺ヨガ、更には離島でのヨガ合宿など様々なヨガイベントを主催している。2018年には日本最大手のホットヨガスタジオにて業務委託インストラクターの準グランプリに選ばれる。ブログを通してADHDに関する相談を数多く受けていたことから、ADHDの本を出版しようと考え、出版の必要資金はクラウドファンディングで見事に調達成功する。2020年からは日本ヨガのめぐみ協会の理事となり、協会に所属するインストラクターへの研修等の活動にも力を入れる。その行動力と存在で、同じADHDグレーゾーンの大人たちに勇気を与えている。
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